造形教室もえぎむらのこの課題、大人気です。
前回の「もえぎふしぎ島」から6年経ちました。
生徒さんが順繰り卒業していったので、今年新たに「もえぎふしぎランド」とタイトルをつけて制作しました。
昔の生徒さんは、これを見ただけで、「ああ~、あれだぁ~!」とすぐわかってくれますね。
思い入れの深い課題です。
縦145㎝、横216㎝の大きなたまご型から始まります。
部屋の床に広げたこの紙を真上から撮りたいところでしたが、大きすぎるため少し斜めから撮ったので実際はもう少し横長です。
このひと区画ごとが子供たちそれぞれの担当になります。
ひと区画ごとの別紙を用意して、隣へ続く山や川や道路などの印を境目につけておきました。
区画に番号をつけました。くじ引きで自分の担当の土地が決まりました。
番号はランダムに振ってあります。続き番号だからといって、土地が隣り合っているわけではありません。
隣へ続く印を守るだけです。ここの土地で何をしようかと空想します。
そのお話に合わせて自由に山や川や道路をつくります。
土木工事の始まりです。
土台になるのはモデルボードやスチレンボードなどと呼び名がある、硬質発泡スチロールをケント紙で挟んだ素材です。
切るのはたいへんだけれど爽快感があります。
自分だけにしかわかりませんね、この切り抜きがどこに来るか。
いろいろな区画の制作途中を載せました。
前の画像が次の画像に続くのではありません。
山や川や道路になるように積み重ねていきます。
立体的になってきました。
色を塗り始めました。一気に自分の世界が広がります。
色は決して単色では塗りません。混色にすることで隣の土地と同じ色にはならず、作品全体の色みが増します。
この世界を彩る部品も同時につくっていきます。
この頃になると初めの頃に考えた平面図はもう無視!
次々と発展させていきたくなるのです。
ボンドで貼れるものなら何でも材料にしました。
アクリル絵の具で貼りつくものも材料になれますね。
ずいぶんできあがってきました。
部品をしっかり貼りつけます。
逆さにしても降ってこないくらいに、です。
できあがりました。
色が刻々と変化して行くようできれい。
ここまでとても長い時間をかけて制作しました。
そろそろ完成させようと声をかけないと、いつまでもつくり続けるかもしれないほど熱量が高かったです。
よくがんばってくれました。
一番初めのたまご型に並べて、全体が完成していきます。
~その2に続きます~