造形教室なので「見た目にも美しいスライムをつくろう」という課題です。
作品展に展示しようと思って、前の週に教室でつくりました。
横から見て楽しめるようにガラスコップの中にセットしました。
つくり方
かき混ぜてつくるための容器を用意します。
大中小取り混ぜて複数個あると便利です。
初めにポリビニールアルコールを含む洗濯糊を容器に入れます。
洗濯糊に色をつけます。
よくかき混ぜておきます。
ラメを使う場合もこの時に混ぜ合わせます。
硼砂の飽和水溶液を事前につくっておいて、色のついた糊に注ぎます。
あっという間に粘りました。スライムのできあがり。つくる楽しみ。
色が透明、またはほぼ透明なものは量を多くつくります。
色が濃い、または色が透き通らないものは少量つくります。
できあがったスライムを皿の上に並べて眺めます。ぬるぬるぺちょぺちょ。2番目の楽しみ。
ここからが造形教室らしさの本領。
つくった色を選んで使います。全部使うのではありません。
美しい組み合わせになるようにお皿の上のスライムをこれからつまんでいきます。
誰かがいらなくなったのがあって、あなたがお気に入りだったら、もらっちゃいます。
初めにコップの中に、下半分に透明スライムをを流し込みます。
次に上半分に色を組み合わせて入れていきます。
この時、コップの壁面に不透明のスライムを分量多く配置すると、その色だけしか見えなくなてしまいます。
外側を透き通る色、中心付近に濃い色や透き通らない色を置くと外側から真ん中まで見通すことができてきれいです。2色の重なりも見えて美しいです。これが3番目の楽しみ。
時間を置くと、絵具やラメを混ぜたものは重みで下に下がってきます。
それなので、下半分は無色透明のスライムをセットしました。
こののち、色の濃いスライムはどんどん下へ下がって模様が変わってきます。
重力が模様をつくってくれます。
作品展会場に並べました。
色スライムは更に下がってきています。
制作時期との時間関係がちょうどいい塩梅だったようです。
明るい光がスライムをひときわ輝かせてくれました。
会期中に様子を見に来た生徒さんがスライムをコップから取り出して、半ひねりから一回転程度させます。
ちょうどこんにゃくぐらいの感触になっていて楽しい触り心地です。
横縞や斜め縞、螺旋形ができておもしろい模様ができました。4番目の楽しみ。
作品展が終わって、コップの中のスライムを皿に取り出しました。
こんにゃくっぽくなっていたのが、徐々に皿の上で平らになって、模様を変えながら広がります。
朝晩スライムをひっくり返して乾燥させます。
はい、すっかりミイラになりました。かちかちです。
色はそのままだけれど、ずいぶん小さくなりました。ラメも生かされています。
永久保存できます。5回楽しみました。